東京都東久留米市の「グループ・中国だい好き」です。中国がだい好きな方々とのネットワーキングを大切にします。


by zuixihuan

昆明だより2-(2)


昆明だより2-(2)

中国だい好きの皆さん:

 お元気ですか。

 昆明は先々週から日中の気温が24、5度になり、半袖の人が多くなりました。それでも朝夕は寒く、薄いコートを着た人もいます。

 今週中間テストがありました。5月1日がメーデーですので少し前倒しですが、アッと言う間に今期も半分終わったということです。我々のクラスの在籍者は19人ですが、総合の試験を受けたのは7割程度で、閲読写作や听说は更に少なく5、6人程です。私も復習のつもりで受けましたが、听力は早くて中々付いていけません。

b0098096_21265423.jpg 昆明ではブーゲンビリアンやハイビスカスは一年中咲いていますが、冬は花数が少なく、4月初めから少しずつ増え、6月頃が盛りとなります。翠湖公園も柳や竹の緑が目立ち、色が有るのは花壇のパンジーくらいでしたが、先週からジャガランダの花が咲き始め、華やいできました。

b0098096_21292379.jpg陽気が変わったせいか、週末になると人出が多くなり、至るところで、少数民族の踊り有り、吹奏楽団有り、小学生のダンス有り、太鼓チーム有りで大変な賑わいとなっています。私も宿舎から歩いて5、6分で公園の北側に行けますので、週末の散歩コースとしており、公園を一回りするのも楽しみです。

b0098096_2130780.jpg公園北側から東北位地に有る門までの湖畔沿いの50m程の細道は、両側に数百人分の結婚情報の張り1がぶら下り、通行も出来ないくらい混雑しています。本人より親が一生懸命良縁を求めているようで、その場には若い人は余りいません。張り紙を覗いて見ると、年齢も20代から60代まであり、学歴は小卒から大卒まで、月収は900元から6000元と実に様々です。学歴と月収が比例していないのも面白いです。また、月収に男女の差が無い気がします。希望する相手の月収は大体空欄ですが、親との同居を希望する人も大勢います。

b0098096_2131719.jpg昆明の街は今地下鉄工事をやっており、今年の春開通という話でしたが、まだ1、2年かかりそうです。都市化が進み、100年ほど経つ古い街並みや建物は5年ほど前に殆ど取り壊してしまい、今は空地か近代的な建物が建っているかです。昆明の南側に位置し、東西の「南屏街」という通りと南北の「正義路」という通りが交わるT字形の道筋が昆明一の繁華街です。歩行者天国の「正義路」の両側はショッピングモールになっており、百貨店やブランドショップや各国の飲食店が軒を連ねています。ユニクロや無印良品もあり、日本食の店も4軒ほどあります。その西側の一角に昆明の中心部で唯一残った100年前の古い家並みがありましたが、最近古い建物を壊し、新たに昔風の造りで建て直しをしていました。中国の古い街は何所も昔風の新しい建物に建て変わっています。どうも興ざめです。

b0098096_21315492.jpg前号で「文化巷」という宿の近くの路地が、週末の夜になると道に商品を並べる「地摊」や車のトランクに商品を並べて売る「车摊」で大変な賑わいになるとお伝えしましたが、昨日金曜日に突然警察が歩道と車道の間に柵を設置しました。どうも警察と販売者とが追い駆けっこをしていたようです。互いに様子を見ているようで、それでも土曜日の今夜は、道には40件ほど風呂敷程度かハンガー1本といった量の商品を40軒ほど並べていました。柵の前には流石に車を止めていませんが、柵の歩道側はバイクで一杯になり、柵の無いところにはここぞとばかり、車がとまっています。深夜にはどうなるかですが、まだ見ていません。

雲南省は農業省ですので、南部でブリジストンがゴム農園に出資しているとか、またキイーコーヒーが珈琲園をつくっているという話は聞きますが、日本のメーカーが進出している話は余り聞きません。日本人会は飲食店のオーナーが中心です。その中で、私が知って日本の合弁会社は、カゴメが香菜を作り乾燥させて日本に輸出している話と洋蘭を作っている日本の合弁会社があるという話くらいです。

b0098096_21331347.jpg港を持たない雲南省で、日本企業がどの様に原材料や商品を取り扱っているのか興味があり、4月初めに、昆明市の東北50kmの嵩明県にある日本・アメリカ・中国3国の合弁会社の桜間総経理(社長)を訪ねて、農場を見に行って来ました。

b0098096_2135570.jpg中国では、都市部は通り名と番地が判れば大体辿り着けますが、郊外や農村部では案内か迎えがないと目的地に行けません。そこで、昆明で日本語学校をやっている白石さんとその旦那の劉さんを誘い車で一緒に行くことにし、高速を降りたところで、桜間社長の片腕の雲南師師範大学日本語学科卒業の於(yu)さんに迎えに来てもらうこととしました。

b0098096_21341287.jpgこの農場は、徳島の蘭生産会社とアメリカの会社そして雲南省投資公司の合資会社で2005年に設立し、資本金2千万元(約2億6千万円)で、農場規模は160亩(約10万㎡)あります。此処は、100~200亩規模の農場が10軒ほど集まる広大な農業団地の一角です。

シンビジュームが主力商品で年間6万鉢生産して、出荷先は中国国内の北京・広州・上海等の主要都市だそうで、出荷価格は大体1鉢200元(2千5百円程度)前後だそうです。徳島でバイオ栽培して5,6cm程になった苗をプラスチック容器に入れて空輸し、この農場で2年かけ4回植え替えをして開花時期の11月頃に出荷するそうです。30品種ほどあり、新品種が2、3含まれているそうです。

超近代的な工場で、ハウスは日光調節、温度調節が出来、苗床には地上から立ち上がったスプリンクラーが設置してありました。各工場で浄水設備を持っており飲めるくらいの水質と言っていましたが、この時期の昆明は旱魃で、水が来なくなることが一番の心配だと言っていました。

出荷は順調で、既に売れた半年目の苗もあり、青田売りもかなり盛んなようです。中国の洋蘭市場は富裕層の拡大で急速に伸びており、山東省でも生産しているようですが、雲南省が60%のシェアーを持っています。この農場の強みは、日本のバイオ技術を使って、中国人が好きな赤やピンク系を中心とした新品種を開発し、他社に無い競争力を持つことに有るようです。日本の企業も頑張っています。しかし、この時期は花が無く、見られなくて少し残念でした。

中国だい好きの皆さん
雲南の棚田や茶畑も面白かったですが、近代的な農場も中々面白いですよ。日本にも沢山あると思いますので、機会が有れば是非見学してください。
私も後3ヶ月、また何か面白いことを見つけましたらご報告します。

再見!
2012年4月21日
長尾圭介
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by zuixihuan | 2012-04-22 21:37 | 昆明便り | Comments(0)