東京都東久留米市の「グループ・中国だい好き」です。中国がだい好きな方々とのネットワーキングを大切にします。


by zuixihuan

上海交通大学の中国語夏期講座に参加して

上海交通大学の中国語夏期講座に参加して

西垣内義則 (中国だい好き会員)
(2011年7月27日/この文章は上海滞在中に会報用に書いたものです)

上海交通大学・中国語講座夏期講座
2011年7月7日~8月27日上海滞在、授業は7月10日~8月12日、申込金450元、授業料(5週間)4700元、寮費(120元X50日)6000元、ビザ3000円、飛行機81985円、生活費(1日x1000円)50000円、総計約28万円

はじめに

 中国だい好き会員の西垣内です。Blogの管理を担当しています。中国だい好きのBlogのインターネットサイトは規制がかかっていて中国からはアクセスできません。3年半くらい前から規制対象になっています。ですから私が今いる上海からもアクセスできませんし、更新もできないのが残念です。もちろん、facebook、twitterなど世界中の人が使用しているサイトもアクセス規制です。13億近くの人口、日本の20数倍の広大な土地、中国国内の様々課題をコントロールするにはこういう類の規制も必要になっているようです。しかし、中国は魅力ある国です。ですから外国人も外国企業もたくさん入っています。私も人生後半になってから中国に魅力を感じ、ついに考えもしなかった留学までするようになりました。

留学動機と実務

昨年(2010年)と今年の2回、上海交通大学の中国語夏期講座に参加しています。留学は、10年ほど前から中国語を学習していたので、仕事現役時代からの夢でした。2009年の定年退職時は、1~2年間の長期留学を考えたのですが、現実の生活の中では短期留学するくらいしか家を空けることができません。いざ、留学を実行しようと思っても難しいものです。

b0098096_1941236.jpg場所と大学選びも迷いました。北京、上海、大連、天津、西安、雲南など考えました。都市部が便利、マラソン仲間が多い場所ということで上海に決定。大学選びも迷いました。退職2年前の5月連休に上海にきて大学訪問をしました。その時は上海交通大学(以下、交大)、上海外国語大学、同斉大学、復旦大学のキャンパスを訪問。それぞれに良さがありましたが決めたのは交大でした。それは、交大が上海の中心地であるシジャーフイに隣接してアクセスが良いこと、キャンパスにグランドがありいつでも走れる環境があること、交大国際教育学院の職員へメールなどで連絡しましたがレスポンスが良いこと、などがありました。結果ですが、交大に来て良かったと思っています。

留学手続きは全部自分でやりました。ノウハウを身につけたかったからです。留学申込書はインターネットでダウンロードできます。書類はPDFにしてメールで送りました。申込金はEMSを使って元を送りました。大学から入学通知書とビザ申請書が自宅に送られてきたのでそれを持って西麻布の中国大使館に行き3ヵ月有効のビザを発行してもらいました。チケットは格安をインターネットで予約しました。こんなことで、代理店などは一切利用しなかったので、お金としては最小限度の費用で済んでいるのではないかと思います。

授業は復習・予習が前提

b0098096_1747572.jpg交大にきて初日(日曜日)に入学手続きをします。入学の確認、授業料と寮費の支払い、面接によるクラス分け、学生証作成、テキスト購入など一連の手続きをします。1時間くらいで終了する実務です。これが済むとあとは勉強にはいるだけです。

交大の夏期講座のテキストは北京語言大学出版社の「中国語口語速成」です。これは外国人向け中国語短期強化シリーズテキストとして編集されています。入門編上・下(初歩語音、文法知識)、基礎編(800語)、堤高編(1500語)、中級編(2500語)、高級編(3500語)でありCDも別売されています。

翌日の月曜日からすぐ授業が始まります。時間は午前2コマであり、1限が8時半から10時、2限が10時20分から11時50分です。授業はテキストに沿って進みます。昨年は面接の結果堤高編を使うクラスに入りました。全部中国語で授業が進みます。予習が前提なので、わからない単語は全部調べていきます。復習もしておかないと、授業で習ったことをすっかり忘れてしまいます。集中力が必要で終わってみるとすごく疲れた夏期講座でした。ですから、今年は基礎編にしました。

しかし、基礎編と言っても先生の話すスピードはノーマルですし、テキストの内容も私には難しいので、復習、予習はかかせません。ですから、午前に3時間授業に出席するのですが、部屋でやる復習・予習も約3時間かけます。こうしてみると1日6時間くらい中国語の勉強をしていることになるのでしょうか。基礎編は第25課まであります。5週間で第20課までは進みそうです。8割かた基礎編のテキストが終了するので私としてはやりがいを感じる講座になっています。
                        
b0098096_1749372.jpgテキストの各課は生詞、本文、文法、練習、会話で構成されています。これをすべて行います。先生は例文をパソコンに打ち込んでプロジェクターでスクリーンに映し出します。先生の打つスピードは速く、それをノートに書き写すのは私には簡単ですが、欧米人は漢字を書き慣れていないので書き写すのに苦労しているようです。

今回の基礎編クラスは20名ほどですが国籍は多彩です。アメリカ、スペイン、イギリス、フランス、ニュージランド、スイス、グアティマラ、タイ、韓国、日本です。日本人は5人です。交大は中国では有名な大学なので世界中からこの大学の夏期講座に参加しにきます。韓国のある大学から数十名参加しており、近くのホテルに宿泊しているので毎日大型バス2台で通学しています。

意外なのは中国語を話す機会はそれほど多くないことです。授業終了後だいたいクラスの人と昼食に行きますがその時に話すくらいです。放課後は個々人の生活になるので、だまっていると寮の宿舎に戻って一人でいる、という時間になります。クラスのイギリス人が交大の大学院生と相互学習をしているので、その院生に、私にも紹介して欲しいとお願いしました。探してくれましたが私が短期で帰国するので実現しませんでした。このキャンパスは大学院があり、夏休みでも研究しているので学内にいます。しかし、彼らの生活時間を聞くと、研究とアルバイト(インターン)で非常にタイトです。

上海生活も満喫

b0098096_19371628.jpg私は大学寮の個室で生活しています。寮と教室は徒歩3分、食堂・売店は1分という便利さです。部屋は10畳くらいでしょうか。机、ベッド、蛍光スタンド、書棚、テレビがあり洗面所・シャワーもあるので便利です。1日120元と寮にしては高いですが上海の物価を考えると安く感じます。長期生は1日75元らしいのでこれは安いと思います。部屋も日本からの申込み時点で、一番端の部屋にして欲しいと要望をだしました。来てみると5階の一番端で北東向きの部屋です。眺めもまあまあいいので快適な上海生活です。

b0098096_17505189.jpg食事は朝は学生食堂、昼は学生食堂かクラスメートと学外レストラン、夜は学内レストランか学外食堂です。値段はピンキリです。学生食堂が一番安く朝は1元~3元、昼は7元~10元です(写真は昼食8元)。レストランは学内外とも20~30元、クラスメートと学外レストランに行くと60~100元です。食事は安くあげることもできるし贅沢することもできる。多種多彩です。

校門を出て5分歩くとシジャーフイというおおきな街があります。日本でいえば渋谷、原宿、秋葉原の街機能を足して割ったような場所です。いつも人が多いです。この前そこのカフェみたいな場所でクラスメートと昼食したとき、スパゲティ56元、青島ビールの300mlが35元で約100元の昼食でした。学食だと10元以内ですから10倍の開きです。このカフェはいつも流行っており、中国の若者は金があるなあ、と嘆息します。また、スポーツジムの会員になり(月500元)、毎日のように通っています。そこで若者を見ても上海のエネルギーを感じます。

b0098096_1752619.jpg趣味のランニングですが、毎週末に上海のランニング仲間と走っています。彼らと走った後、朝からビールを飲んでいます。一人2本は飲むでしょう。仲間の家にも3回訪問して夕食などをご馳走になりました。上海にランニング仲間がいるから留学先を上海にしたのですが、やはりこうして、友人たちと会うのは楽しい。その意味ではすっかり現地生活にはまり込んでいる感じです。

社交ダンスの教室も通っています。地下鉄で一駅の上海体育館で降りて5分くらいのところにあるダンス教室です。土曜日の午前2時間のタンゴレッスンです。1カ月200元。1回あたり2時間で50元(約650円)ですから、東京と比べると安いレッスン料です。先生の使うダンス用語はほとんどわかりません。しかし、そこは身体で動くことでカバーしています。

大都会・上海

上海は大都会です。都会として東京以上のダイナミックさを感じる時がしばしばです。ちょっと考えても外灘、浦東、豫園、南京東路、南京西路、人民広場、シジャーフイ、フアハイルのショッピング、飲み屋街、新天地、田子坊などなど観光ガイドブックに載っている現実情報があります。時間と金と体力があればおもしろい街、それが上海ではないかと思います。

私が最初に上海に足を踏み入れたのは確か2001年だったと思います。それから、上海には10回以上来ています。上海マラソンだけでも3回、短期留学も2回です。北京も10回くらい行っていますが、どちらかいうと上海の方が好きです。それは、上海にはランニング仲間がおり彼らとはかなり深い友人関係になっていることがあげられると思います。

この前飲んだ時、来年の夏にラサのハーフマラソンに行く予定しているけれど一緒にいかないか、と誘われました。ハーフマラソンは好きじゃないし、ラサまで一人で行くには他に行く場所がある、と思っていましたが、上海のランニング仲間と一緒に行くのなら価値があるかな、と考えています。きっと来年の夏も上海でしょう。(2011年7月27日)

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by zuixihuan | 2012-01-12 17:55 | 私の中国語学習 | Comments(0)